If you could interview a famous person from history
who would you choose and why?
If I could interview a famous person from history, I would choose ainciant greek philosopher, Socuratis.
- If I could interview a famous person from history,
- I would choose the ancient Greek philosopher, Socrates.
According to several historical journal, he is very ilonic and cinical.
- According to several historical journals,
- he was very ironic and cynical.
I hoped to have a conversation wit him.
- I would like to have had a conversation with him.
* I would like ask several things about recent nowadays world issues.
He probably give some tips or ideas for our issues.
- He probably could have given me some tips or ideas for our issues.
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interview
1 a formal meeting at which someone is asked questions in order to find out whether they are suitable for a job, course of study etc
2 an occasion when a famous person is asked questions about their life, experiences, or opinions for a newspaper, magazine, television programme etc
3 an official meeting with someone who asks you questions:
4 to ask someone questions during an interview
famous
known about by many people in many places:
history
1 all the things that happened in the past, especially the political, social, or economic development of a nation
2 the events that took place from the beginning and during the development of a particular place, activity, institution etc
3 the study of past events as a subject in school or university
4 an account of past events
5 a record of something that has affected someone or been done by them in the past
choose
1 to decide which one of a number of things or people you want
2 to decide to do something because that is what you prefer to do
ancient
1 belonging to a time long ago in history, especially thousands of years ago
2 having existed for a very long time
3 very old - used humorously:
Greek
1 relating to Greece, its people, or its language:
2 someone from Greece
3 the language used in modern or ancient Greece
philosopher
1 someone who studies and develops ideas about the nature and meaning of existence, truth, good and evil etc:
2 someone who thinks deeply about the world, life etc
Socrates
(470-399 BC) a Greek philosopher from Athens, who was the teacher of Plato and whose ideas are known from Plato's writings. He encouraged people to think carefully about ideas before accepting them and developed a method of examining ideas according to a system of questions and answers in order to find out the truth. This is known as the Socratic method or dialectic. The Greek authorities disapproved of his ideas and methods, and said he was a bad influence on young people. They forced him to kill himself by drinking hemlock, a powerful poison.
historical
1 relating to the past:
2 connected to the study of history
3 historical events, facts, people etc happened or existed in the past:
4 describing or based on events in the past:
journal
1 a serious magazine produced for professional people or those with a particular interest:
2 a written record that you make of the things that happen to you each day
ironic
1 an ironic situation is one that is unusual or amusing because something strange happens or the opposite of what is expected happens or is true:
2 using words that are the opposite of what you really mean, often in a joking way:
cynical
1 unwilling to believe that people have good, honest, or sincere reasons for doing something:
2 not caring that something might not be morally right, might hurt someone etc, when you are trying to get something for yourself:
conversation
1 an informal talk in which people exchange news, feelings, and thoughts
idea
1 a plan or suggestion for a possible course of action, especially one that you think of suddenly
2 a general understanding of something, based on some knowledge about it:
3 the aim, intention, or purpose of doing something:
4 an image in your mind of what something is like or should be like
5 someone's opinion or belief about something
6 a principle or belief about how something is or should be
Word vocabulary - Japanese
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interview
íntə[r]vjùː
【名-1】面接、面会、会談
・I have a job interview tomorrow.
私には明日就職面接が控えている。
・Thank you for coming to our interview today.
《就職》本日は当社の面接にお越しいただきましてありがとうございます。
【名-2】インタビュー、記者会見、取材訪問、尋問
【自動】インタビューする、対談する、面接する、面接を受ける
・He interviewed well but still didn't get the job.
彼は立派に面接を受けたが、それでもその職を得られなかった。
【他動】~と会見する、~にインタビューする
【@】インタビュー、インタブュー、【変化】《動》interviews | interviewing | interviewed
【分節】in・ter・view
famous
féiməs
【形】名高い、高名な、有名な
・Karuizawa is famous as a summer resort.
軽井沢は避暑地として有名です。
・He is a famous singer.
彼は有名な歌手だ。
【@】フェイマス、【分節】fa・mous
history
híst[ə]ri
【名-1】歴史、歴史学
・He teaches history at school.
彼は学校で歴史を教えている。
【名-2】過去のこと[もの]
・I'm history.
私の時代は終わった。/私は過去の人間である。/〈学生俗語〉もう行くよ。
◆【同】I'm leaving. ; I'm out of here.
・Don't ask me about history.
昔のことは聞かないで。
【名-3】経歴、病歴、履歴、前歴、過程
【名-4】過去の人、今では無用の人
・You're history.
おまえはおしまいだ。
【@】ヒストリー、【変化】《複》histories、【分節】his・to・ry
choose
tʃúːz
【他動】~を選ぶ、~を選択する、~を人選する、~を選り抜く
・Children cannot choose their parents.
子供は親を選べない。
・Fate chooses your relations, you choose your friends.
《名言》運命が君の親族を選ぶが、君の友人を選ぶのは君だ。
・You are to choose the best response [answer] to each question.
それぞれの質問に対して最も適切な答えを選びましょう。◆ヒアリングテストの説明
・I chose a good book for my sister.
私は、妹にとってためになると思える本を選んだ。
【@】チューズ、【変化】《動》chooses | choosing | chose | chosen
ancient
éinʃnt
【名】古代人
【形-1】古代の、古くからの、古い、古びた、古色蒼然とした、古来の、太古からの、古風な、時代がかった
・That ancient statue is worth a million dollars.
その古代の像は100万ドルの価値はある。
【形-2】年老いた、もうろくした
【@】エインシェント、エンシェント、エンシエント、【変化】《複》ancients、【分節】an・cient
Greek
ɡríːk
【名-1】ギリシャ人、ギリシャ語
【名-2】意味の分からないこと、理解できないこと、チンプンカンプン
・It's all Greek to me.
私にはチンプンカンプンだ
【形】ギリシャの、ギリシャ人の、ギリシャ語の,Γειά σαζ σου
philosopher
fəlɑ́səfə[r]
【名】哲学者、悟りを開いた人、哲人、賢人
・Socrates is perhaps the most famous philosopher in the world.
ソクラテスは、恐らく世界で最も有名な哲学者だろう。
【@】フィラソファ、フィロソファー、【変化】《複》philosophers、【分節】phi・los・o・pher
Socrates
sɑ́krətiːz
【人名】ソクラテス
【分節】Soc・ra・tes
ソクラテス とは、
古代ギリシアの哲学者である。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。
思想形成 の 動機
プラトンの『ソクラテスの弁明』においてソクラテスが語ったところによると、彼独特の思想・スタイルが形成されるに至った直接のきっかけは、彼の弟子がアポロンの神託所において、巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」と尋ねてみたところ、「ソクラテス以上の賢者は一人もない」と返答された事にある。
これを聞いて、「自分が小事・大事ともに疎くて、賢明ではない者である」と自覚していたソクラテスは驚き、それが何を意味するのか自問した。さんざん悩んだ挙句、彼はその神託の反証を試みようと考えた。彼は、神託により「人類の中で最も優れている」とされたが、「そんな事があるはずはない」と思い、神の言葉に逆らってまで、それを証明しようとした。どうしても、ソクラテスは自分が優れているなどとは信じられなかったのだ。
ソクラテスは、素晴らしい人達がいると聞くと、必ず会いに行った。目的は、自分より優れた人間を見つける為であったが、それは常に失敗し、成功する事は一度もなかった。どれほど評判の人間を訪ねても、自分の方が優れていると結論せざるをえなかった。その理由は、訪ねて行った人達は、「自分の能力で、その評判を得ている何かをしている」と思っていたからだ。ソクラテスは、「自分は何も出来ない事を知っている」という点で、彼らより確実に優れていたのである。
こうした経験を経て、彼は、神託が伝えようとしていたメッセージを「人智の価値は僅少もしくは空無に過ぎず、最大の賢者とは、自分の知恵が実際には無価値である事を自覚する者である」と解釈するようになる。その後、彼はソフィスト達のように報酬を受け取るでもなく、家庭のことも省みず、極貧生活も厭わずに、歩き廻っては出会った賢者たちの無知を指摘していく事をライフワークとするようになる。
知恵の探求者としての、彼の営みは、その旺盛な知識欲や合理的な思考・態度とは裏腹に、「神託への素朴な畏敬・信仰」と「人智の空虚さの暴露」(悔い改めの奨励、謙虚・節度の回復)を根本動機としつつ、「自他の知見・霊魂を可能な限り善くしていく事」を目指していた。
ソクラテス思想 の 特徴
ソクラテスの思想は、「神のみぞ知る」という彼の決まり文句からもわかるように、神々への崇敬と人間の知性の限界(不可知論)を前提とする、極めて伝統的・保守的な部類のものだと言える。古代ギリシャの伝統的な世界観・人間観では、「世界を司り、恒久的な寿命と超人的な能力を持つ」神々に対し、人間は「すぐに死に行く、はかなく無知な存在」、「神々には決してかなわない卑小な存在」と考えられていた。
また、アポロン神託所の入り口に「汝自身を知れ」(分をわきまえろ、身の程を知れ)や「度を越す事なかれ」といった言葉が刻まれている事からもわかるように、古代ギリシャ人にとっては、「節制」(節度)がとても重要な徳目であった。「はかない人間ごときが世界の根源・究極性を知る事などなく、神々のみがそれを知る、人間はその身の丈に合わせて節度を持って生きるべき」という当時の考え方の延長線上に彼の思想はある。
それにも拘らず、彼が特筆される理由は、むしろその保守性を過激に推し進めた結果としての、「無知の知」を背景とした、「知っている事」と「知らない事」、「知り得る事」と「知り得ない事」の境界を巡る、当時としては異常なまでの探究心・執着心 、節制した態度にある。
「人間には限界があるが、限界があるなりに知の境界を徹底的に見極め、人間として分をわきまえつつ最大限善く生きようと努める」。そういった彼の姿勢が、その数多くの内容的な欠陥・不備・素朴さにもかかわらず、半端な独断論に陥っている人々よりは思慮深く、卓越した人物であると看做される要因となり、哲学者の祖の一人としての地位に彼を押し上げる事となった。
彼の、知・無知に対するこだわりは、死刑が確定した後、死についての自身の見解を聴衆に語るくだりにおいて鮮明かつ象徴的に見て取る事ができる。彼はそこで、弟子のプラトンが輪廻転生説に嵌っていくのとは対照的に、死後の事については一切わからないという不可知論の立場を採り、 「死後の事を知っている者など誰もいないのに、人々はそれを最大の悪であるかのように恐れる。それは自ら知らざる事を知れりと信ずる無知であり、賢くないのに賢人を気取る事に他ならない。私は死後の事については何も知らない代わりに、知っていると妄信もしない。」と発言した。
ちなみに、相当皮肉屋な人物であったようで、死刑が確定し、妻のクサンティッペが「無実の罪で死ぬなんて!」と嘆いた時も、「じゃあ僕が有罪で死んだほうがよかったのかい?」と返答した。彼は、対話を通じて、相手の持つ考え方に疑問を投げかける問答法により哲学を展開するが、その方法は、自分ではなく相手が知識を作り出すのを助ける事から「産婆術」と呼ばれている。この方法は、相手の矛盾や行き詰まりを自覚させて、相手自身に真理の発見を促すが、ここで使われる、意図を隠したとぼけた態度の事を、エイロネイア(アイロニー)と呼ぶ。
抽象概念 の 明確化
ソクラテスの業績・営みの特徴は、「人間性の向上」の為、人生や社会に関わる「抽象概念」や「曖昧な事柄」を明確化しようとした事にあると言える。市民達が尊ぶ徳【正義・善・敬虔・節制(分別)・勇気】とは「一体何なのか?」、あるいは、それを教えると称するソフィスト達、彼らが駆使する社会操縦術(説得術)である弁論術等は、「一体何であるのか?」、そういった曖昧なまま放置されている物事を、再度入念に吟味・検証する事を彼は要求した。
「抽象概念同士の関係性や数、一致性・不一致性、範疇・所属なども執拗に問うて行こうとする」、「一見現実社会に直接役立ちそうもない重箱の隅をつつくような思索」を、青年期を過ぎてなお延々と続ける、彼の態度を、「子供じみた営み」と断定する人々や、目の前の社会運営を優先する「大人な」人々は、苛立たしく感じ、公然とソクラテスを非難するようになる。しかしながら、そうしてソクラテスを非難する人々が拠って立っている考えの曖昧さですら、ソクラテスにとっては明確化の対象であり、そういった人々もまた、対象者として、ソクラテスの明確化の渦の中に巻き込まれていく事になる。
社会契約論
死刑を待ち、拘留されているソクラテスに、逃亡を促しに来た弟子のクリトンに対して、彼は「国家・国法」という架空の対話者を持ち出し、「我々の庇護の下で、おまえの父母が結婚し、おまえが生まれ、扶養され、教育された。祖国とは、父母や祖先よりも貴く、畏怖され、神聖なものである。また、この国家が気に入らなければ、いつでも財産を持って外国に移住する事が認められているのにもかかわらず、おまえは老人になるまで、ここに留まり、家庭をもうけ、ほとんど外国に行く事すらなかった。したがって、我々とおまえの間には合意と契約が成立しているのにもかかわらず、今さらそれを一方的に破棄して、逃亡を企てようというのか?そのような不正が許されるのか?」と彼自身を非難させ、クリトンに逃亡の説得を諦めさせた。
著作をおこなわなかった理由
ソクラテスは、話し言葉、つまり「生きている言葉」は、書き留められた言葉の「死んだ会話」とは違って、意味、音、旋律、強勢、抑揚およびリズムに満ちた、吟味と対話によって、1枚ずつ皮をはぐように明らかにしていく事のできる「動的実体」であると考えた。書き留められた言葉は反論を許さず、柔軟性に欠けた沈黙であったので、ソクラテスが教育の核心と考えていた対話のプロセスにはそぐわなかったのである。
古代ギリシアの哲学者である。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。
思想形成 の 動機
プラトンの『ソクラテスの弁明』においてソクラテスが語ったところによると、彼独特の思想・スタイルが形成されるに至った直接のきっかけは、彼の弟子がアポロンの神託所において、巫女に「ソクラテス以上の賢者はあるか」と尋ねてみたところ、「ソクラテス以上の賢者は一人もない」と返答された事にある。
これを聞いて、「自分が小事・大事ともに疎くて、賢明ではない者である」と自覚していたソクラテスは驚き、それが何を意味するのか自問した。さんざん悩んだ挙句、彼はその神託の反証を試みようと考えた。彼は、神託により「人類の中で最も優れている」とされたが、「そんな事があるはずはない」と思い、神の言葉に逆らってまで、それを証明しようとした。どうしても、ソクラテスは自分が優れているなどとは信じられなかったのだ。
ソクラテスは、素晴らしい人達がいると聞くと、必ず会いに行った。目的は、自分より優れた人間を見つける為であったが、それは常に失敗し、成功する事は一度もなかった。どれほど評判の人間を訪ねても、自分の方が優れていると結論せざるをえなかった。その理由は、訪ねて行った人達は、「自分の能力で、その評判を得ている何かをしている」と思っていたからだ。ソクラテスは、「自分は何も出来ない事を知っている」という点で、彼らより確実に優れていたのである。
こうした経験を経て、彼は、神託が伝えようとしていたメッセージを「人智の価値は僅少もしくは空無に過ぎず、最大の賢者とは、自分の知恵が実際には無価値である事を自覚する者である」と解釈するようになる。その後、彼はソフィスト達のように報酬を受け取るでもなく、家庭のことも省みず、極貧生活も厭わずに、歩き廻っては出会った賢者たちの無知を指摘していく事をライフワークとするようになる。
知恵の探求者としての、彼の営みは、その旺盛な知識欲や合理的な思考・態度とは裏腹に、「神託への素朴な畏敬・信仰」と「人智の空虚さの暴露」(悔い改めの奨励、謙虚・節度の回復)を根本動機としつつ、「自他の知見・霊魂を可能な限り善くしていく事」を目指していた。
ソクラテス思想 の 特徴
ソクラテスの思想は、「神のみぞ知る」という彼の決まり文句からもわかるように、神々への崇敬と人間の知性の限界(不可知論)を前提とする、極めて伝統的・保守的な部類のものだと言える。古代ギリシャの伝統的な世界観・人間観では、「世界を司り、恒久的な寿命と超人的な能力を持つ」神々に対し、人間は「すぐに死に行く、はかなく無知な存在」、「神々には決してかなわない卑小な存在」と考えられていた。
また、アポロン神託所の入り口に「汝自身を知れ」(分をわきまえろ、身の程を知れ)や「度を越す事なかれ」といった言葉が刻まれている事からもわかるように、古代ギリシャ人にとっては、「節制」(節度)がとても重要な徳目であった。「はかない人間ごときが世界の根源・究極性を知る事などなく、神々のみがそれを知る、人間はその身の丈に合わせて節度を持って生きるべき」という当時の考え方の延長線上に彼の思想はある。
それにも拘らず、彼が特筆される理由は、むしろその保守性を過激に推し進めた結果としての、「無知の知」を背景とした、「知っている事」と「知らない事」、「知り得る事」と「知り得ない事」の境界を巡る、当時としては異常なまでの探究心・執着心 、節制した態度にある。
「人間には限界があるが、限界があるなりに知の境界を徹底的に見極め、人間として分をわきまえつつ最大限善く生きようと努める」。そういった彼の姿勢が、その数多くの内容的な欠陥・不備・素朴さにもかかわらず、半端な独断論に陥っている人々よりは思慮深く、卓越した人物であると看做される要因となり、哲学者の祖の一人としての地位に彼を押し上げる事となった。
彼の、知・無知に対するこだわりは、死刑が確定した後、死についての自身の見解を聴衆に語るくだりにおいて鮮明かつ象徴的に見て取る事ができる。彼はそこで、弟子のプラトンが輪廻転生説に嵌っていくのとは対照的に、死後の事については一切わからないという不可知論の立場を採り、 「死後の事を知っている者など誰もいないのに、人々はそれを最大の悪であるかのように恐れる。それは自ら知らざる事を知れりと信ずる無知であり、賢くないのに賢人を気取る事に他ならない。私は死後の事については何も知らない代わりに、知っていると妄信もしない。」と発言した。
ちなみに、相当皮肉屋な人物であったようで、死刑が確定し、妻のクサンティッペが「無実の罪で死ぬなんて!」と嘆いた時も、「じゃあ僕が有罪で死んだほうがよかったのかい?」と返答した。彼は、対話を通じて、相手の持つ考え方に疑問を投げかける問答法により哲学を展開するが、その方法は、自分ではなく相手が知識を作り出すのを助ける事から「産婆術」と呼ばれている。この方法は、相手の矛盾や行き詰まりを自覚させて、相手自身に真理の発見を促すが、ここで使われる、意図を隠したとぼけた態度の事を、エイロネイア(アイロニー)と呼ぶ。
抽象概念 の 明確化
ソクラテスの業績・営みの特徴は、「人間性の向上」の為、人生や社会に関わる「抽象概念」や「曖昧な事柄」を明確化しようとした事にあると言える。市民達が尊ぶ徳【正義・善・敬虔・節制(分別)・勇気】とは「一体何なのか?」、あるいは、それを教えると称するソフィスト達、彼らが駆使する社会操縦術(説得術)である弁論術等は、「一体何であるのか?」、そういった曖昧なまま放置されている物事を、再度入念に吟味・検証する事を彼は要求した。
「抽象概念同士の関係性や数、一致性・不一致性、範疇・所属なども執拗に問うて行こうとする」、「一見現実社会に直接役立ちそうもない重箱の隅をつつくような思索」を、青年期を過ぎてなお延々と続ける、彼の態度を、「子供じみた営み」と断定する人々や、目の前の社会運営を優先する「大人な」人々は、苛立たしく感じ、公然とソクラテスを非難するようになる。しかしながら、そうしてソクラテスを非難する人々が拠って立っている考えの曖昧さですら、ソクラテスにとっては明確化の対象であり、そういった人々もまた、対象者として、ソクラテスの明確化の渦の中に巻き込まれていく事になる。
社会契約論
死刑を待ち、拘留されているソクラテスに、逃亡を促しに来た弟子のクリトンに対して、彼は「国家・国法」という架空の対話者を持ち出し、「我々の庇護の下で、おまえの父母が結婚し、おまえが生まれ、扶養され、教育された。祖国とは、父母や祖先よりも貴く、畏怖され、神聖なものである。また、この国家が気に入らなければ、いつでも財産を持って外国に移住する事が認められているのにもかかわらず、おまえは老人になるまで、ここに留まり、家庭をもうけ、ほとんど外国に行く事すらなかった。したがって、我々とおまえの間には合意と契約が成立しているのにもかかわらず、今さらそれを一方的に破棄して、逃亡を企てようというのか?そのような不正が許されるのか?」と彼自身を非難させ、クリトンに逃亡の説得を諦めさせた。
著作をおこなわなかった理由
ソクラテスは、話し言葉、つまり「生きている言葉」は、書き留められた言葉の「死んだ会話」とは違って、意味、音、旋律、強勢、抑揚およびリズムに満ちた、吟味と対話によって、1枚ずつ皮をはぐように明らかにしていく事のできる「動的実体」であると考えた。書き留められた言葉は反論を許さず、柔軟性に欠けた沈黙であったので、ソクラテスが教育の核心と考えていた対話のプロセスにはそぐわなかったのである。
さよなら ソクラテス
ソクラテスが賢者であるという評判が広まる一方で、無知を指摘された人々やその関係者からは憎まれ、数多くの敵を作る事となり、誹謗も起こるようになっていた。更に、暇を持て余した富裕市民達はソクラテスを面白がって追い回し、その試問を傍聴し、その中からは影響されて試問を模倣する者達も現れ、その餌食となった人々もまた、ソクラテスへの憎悪を募らせるようになった。
加えて、喜劇作家のアリストパネスが『雲』において、「地下ならびに天上の事象を探求し、悪事を曲げて善事となし、かつ他人にもこれらの事を教授する。」といった、自然哲学者とソフィストを混ぜ合わせたような怪しい人物として描いて揶揄し、大衆にその印象を広め、ソクラテスを攻撃した。
このため、ソクラテスは「アテナイの国家が信じる神々とは異なる神々を信じ、若者を堕落させた」などの罪状で公開裁判にかけられる事になる。アテナイの500人の市民がソクラテスの罪は死刑に値すると断じ、原告は詩人のメレトスで、政界の有力者アニュトスらがその後ろ楯となった。ソクラテスは弁明を行い、自説を曲げたり、自身の行為を謝罪する事を決してしなかった為、結果的に死刑を言い渡される。
執行猶予の間にクリトン、プラトンらによって逃亡・亡命も勧められ、同情した牢番も彼がいつでも逃げられるよう鉄格子の鍵を開けていたが、ソクラテスはこれを拒否した。当時は死刑を命じられても牢番にわずかな額を握らせるだけで脱獄可能だったが、自身の知への愛(フィロソフィア)と「単に生きるのではなく、善く生きる」意志を貫き、票決に反して亡命するという不正を行なうよりも、死と共に殉ずる道を選んだとされる。
紀元前399年、ソクラテスは親しい人物と最後の問答を交わしてドクニンジンの杯をあおり、死に臨んだ。ソクラテスの刑死の後、(ソクラテス自身が最後に予言した通り)アテナイの人々は、不当な裁判によって、あまりにも偉大な人を殺してしまったと後悔する事になった。
ソクラテスが賢者であるという評判が広まる一方で、無知を指摘された人々やその関係者からは憎まれ、数多くの敵を作る事となり、誹謗も起こるようになっていた。更に、暇を持て余した富裕市民達はソクラテスを面白がって追い回し、その試問を傍聴し、その中からは影響されて試問を模倣する者達も現れ、その餌食となった人々もまた、ソクラテスへの憎悪を募らせるようになった。
加えて、喜劇作家のアリストパネスが『雲』において、「地下ならびに天上の事象を探求し、悪事を曲げて善事となし、かつ他人にもこれらの事を教授する。」といった、自然哲学者とソフィストを混ぜ合わせたような怪しい人物として描いて揶揄し、大衆にその印象を広め、ソクラテスを攻撃した。
このため、ソクラテスは「アテナイの国家が信じる神々とは異なる神々を信じ、若者を堕落させた」などの罪状で公開裁判にかけられる事になる。アテナイの500人の市民がソクラテスの罪は死刑に値すると断じ、原告は詩人のメレトスで、政界の有力者アニュトスらがその後ろ楯となった。ソクラテスは弁明を行い、自説を曲げたり、自身の行為を謝罪する事を決してしなかった為、結果的に死刑を言い渡される。
執行猶予の間にクリトン、プラトンらによって逃亡・亡命も勧められ、同情した牢番も彼がいつでも逃げられるよう鉄格子の鍵を開けていたが、ソクラテスはこれを拒否した。当時は死刑を命じられても牢番にわずかな額を握らせるだけで脱獄可能だったが、自身の知への愛(フィロソフィア)と「単に生きるのではなく、善く生きる」意志を貫き、票決に反して亡命するという不正を行なうよりも、死と共に殉ずる道を選んだとされる。
紀元前399年、ソクラテスは親しい人物と最後の問答を交わしてドクニンジンの杯をあおり、死に臨んだ。ソクラテスの刑死の後、(ソクラテス自身が最後に予言した通り)アテナイの人々は、不当な裁判によって、あまりにも偉大な人を殺してしまったと後悔する事になった。
historical
histɔ́[ː]rikl
【形】歴史上の、歴史学の立場から見た、歴史的に存在する、歴史上に起こった、歴史に基づく、歴史の、史学の、史実に基づく
・This historical building is visited by many tourists each year.
この歴史的な建物は毎年数多くの観光客でにぎわう。
【@】ヒストーリカル、ヒストリカル、【分節】his・tor・i・cal
journal
dʒə́ː[r]nl
【名-1】日記
・She wrote in her journal every night before she went to bed.
彼女は毎晩寝る前に日記をつけた。
【名-2】(学会・専門職業などの)(日刊)新聞、雑誌、機関紙、定期刊行物
【名-3】《コ》ジャーナル
【名-4】軸頸
【@】ジャーナル、【変化】《複》journals、【分節】jour・nal
ironic
airɑ́nik
【形】皮肉な、風刺的な、皮肉好きの、反語の、反語的な、皮肉の好きな、皮肉を言う、皮肉っぽい
・Isn't it ironic that he won the lottery and died the next day?
彼が宝くじに当たった翌日亡くなってしまったなんて皮肉じゃないか。
【@】アイロニック、【分節】i・ron・ic
cynical
sínikl
【形】冷笑的な、ひねくれた、ひがみっぽい、世をすねた、皮肉な、疑う、認めない
【@】シニカル、【分節】cyn・i・cal
conversation
kɑ̀nvə[r]séiʃn
【名】会話、話し合い、対談、雑談、座談、交際、社交
【@】カンバセイション、【変化】《複》conversations、【分節】con・ver・sa・tion
idea
aidíːə
【名-1】考え、着想、アイデア、案、提案、発想、思い付き、考案、構想、考え方
・Got any ideas?
何か良い考えないかな?
・I have the same idea.
私も同じ考えです。
・Any other ideas?
他にアイディアはないですか?
・We had no good ideas for the next plan.
私たちは次の計画に対して、いい考えがなかった。
【名-2】見解、意見
【名-3】知識、心当たり
・Do you have any idea who might have done this?
誰がこんなことをしたのか心当たりはありませんか?
・I don't have any idea.
私にもよく分かりません。
・I have no idea whose books those are.
それらが誰の本なのか私は知らない。
【名-4】意図、狙い、目的、心
・That was the idea.
それが狙いだった。
【名-5】思想、理念、観念、概念
【名-6】主題
【@】アイデア、アイディーア、【変化】《複》ideas、【分節】i・de・a


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